ライラの冒険


以前から映画化と言われては公開予定日が延び延びになっていたライラの冒険シリーズ。わたしがネット離れしてる間に08年3月1日公開と決まったようですね。
この本を読んだのは2、3年前で、ハリーポッターとこの作品を比較して「断然面白い」「大人の文学」と評価されている事に興味を持ったのがきっかけ。(肝心のハリーポッターは読んでいないので比較も何も出来ません)
ライラの冒険は、黄金の羅針盤・神秘の短剣・琥珀の望遠鏡のからなる3部作で、文庫だとそれぞれ上下巻の計6冊ですが、文字も大きく、ストーリーも先の気になる展開が続き、尚且つ話がグングン進んでいくので、あっという間に読み終わります。分かりやすく、確かに面白い。
でも、個人的に3作目の琥珀の望遠鏡は無理矢理な感じがして、どうしても腑に落ちない点が多い。終わりよければ全てよし、のはずが、終わりがよくないから全てがちょっと台無し気味…になってしまう。
1年程前にもう一度読み直そうとしても、どうしても読めませんでした。
わたしは何度も読み返してはその度にどんどん深みが増していくスルメタイプの本が大好きですが、これはその類ではないなと思いました。と言っても最後にこの本に触れたのは1年前の話なので、公開前にもう一度読み返せばまた印象は変わるかもしれないですね。
素直な気持ちを言えば、映画公開決定はとても嬉しいし、勿論観に行きたいです。
映画のキャストですが、原作のイメージからわたしの頭の中でアスリエル卿はもうクリストファー・リーしかいない!と勝手に決め付けていました。実現ならず、妄想で終わっちゃいましたけど。
コールター夫人は、透き通るような金髪のサラサラストレートで、優しく上品でちょっとミステリアスな雰囲気の女性をイメージしたら、なかなかピッタリくる人はいませんね。ニコール・キッドマンがどう演じてくれるのか期待したいです。
予告編を観たいけど、esを介してる状態だと厳しそうなので我慢。どんな感じなんだろう。