2007-04-21 ■ あのひとのつぶやき 見つめていると涙がこぼれた。 父が何度も間違えるからじゃない。 練習時間が終わるのを待っているのが長くて辛かったからでもない。 尺八の音色を高めながら、父がそっと心を開いているのが分かったからだ。 優しいな。そう思いながら僕は涙を堪えた。